僕はなぜ嫌われてしまったのか
沢の水です。
先週まで続いていたテストが終わり、22歳における人生最後の夏休みに突入しました。今後二度とこんな長期休暇はないので、尋常ではない焦りに襲われています。当たり前に感じていた、この膨大な余暇がもうすぐ失われるという恐怖。
そんな中で僕は読書に没頭するようになりました。目的は、自分自身を改革していく必要性を感じたためです。なぜその必要性を感じたのか?それは、
大学のサークルで嫌われている
ためです。このまま社会人になったらヤバいのです。
今回は、僕自身がなぜ嫌われてしまうのか原因を明らかにし、対策を講じていく足掛かりとしていきます。僕同様、嫌われているみなさんの助けになれば幸いです。
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「こっそり2本取ってしまおう」の精神
サークルの合宿での飲み会はじまりでのこと。缶ビールや缶チューハイの中から、各々が飲みたいものを一本ずつ取っていき、宴会場へ向かいます。人数に対してそれほど余裕があるわけではないので、2本目を取りに来る頃には、お目当てのチューハイやビールはなくなってしまうかもしれません。
そんな状況で、僕は
と
の両方を飲みたくなってしまったのです。ポンジュースのチューハイは人気そうなので売り切れてしまうかもしれないが、かといって最初のビールも捨てがたい。
僕はこのエゴ精神を抑えきれず、オレンジの酒をポケットに入れつつスーパードライを手に持って宴会場に向かいました。結果、ポケットが膨らんでいることから不正がバレ、責められながらポンジュースを返させられて宴会をスタートすることとなりました。
自業自得、常識的に考えて嫌われても当然ですが、なぜ僕がこのような行動を取ったのか、なぜ嫌われてしまうのかを敢えて分析していきます。
エゴイズムのメカニズム「そっちがその気ならこっちだって…」
僕はサークル活動において主体的に笑いを作りにいくことはなかったし、ここぞという時にボケを大外ししてしまうことが多い人間でした。何がヤバいかって、そこがお笑いサークルだからです。かなり周囲に見下されていました。(というより、僕自身が劣等感からそう思ってしまっていたのかもしれません)
どうせ俺のことなんかどうでもいいと思っているんだろう。そんな精神が知らず知らず育まれていました。それならもう、どう思われようが関係ない。あいつらを出し抜いて僕だけ得をしてやろう。いつしかそう考えていました。
しかし、それがうまくできるほど僕は器用ではありませんでした。
目的は隠せば隠すほどバレたときに軽蔑される
今年のゲスベッキー不倫スキャンダルや舛添要一の政治資金私的利用スキャンダルの顛末を憶えていますか。どちらも謝罪会見ののちにその立場を追われてしまいましたが、これほどまでに騒がれた原因は両者ともギリギリまで罪を認めなかったことが大きいでしょう。
実はベッキーさんは、ゲスの極みの川谷さんとの不倫関係がバレたときに、一度隠ぺいしようとしています。
その証拠の画像がこちらです。
このLINEのやりとりからもわかるように、ベッキーさんはゲスの極みの川谷さんとの不倫関係を友達関係だと偽ろうとしていました。
もし、ベッキーさんが正直に「不倫していました。」と言っていれば、ここまでこの不倫騒動で叩かれることはなかったかもしれませんね。
東京都の舛添要一知事(67)の、異常な隠蔽体質に不信感が強まっている。一連の疑惑を調査する「第三者」として元検事の弁護士2人を選任したが、氏名や弁護士事務所を明らかにしなかったのだ。豪華海外出張経費の黒塗りの資料提出や、千葉県の温泉施設での会議相手の非公開など、この御仁には公職者としての自覚があるのか。都議会与党である自民、公明両党も「舛添降ろし」に動き始めた。
これらはバレた「目的」があまりに大きすぎたため大ダメージを被った例ですが、これに近しい人間は身近なところにもいます。
- 先生にみんなの模範として認められようとする中学生(本当は内申点が欲しいだけ)
- 友達を大事にする大学生(本当は授業のレジュメや過去問が欲しいだけ)
- 女性のことを気遣い、優しく接する男(本当はヤりたいだけ)
これらは、心の声「(…だけ)」の部分さえ隠し通せれば非常によいことです。しかし、その目的意識が強ければ強いほど心の声も大きくなるため挙動に反映されてしまいバレバレになってしまいます。そして、見え見えの嘘で誤魔化そうとしている彼らは、周囲の目からはとても器の小さい人間に映ります。
僕は今まで、心の声がほぼ確実にバレてしまっていたのです。
器用な人は、隠し通せない目的を「事前にオープンにする」
下心は、隠しているから下心。器用な人間は、隠し通せることと隠し通せないことをその場で察知し、後者の場合はいっそのことオープンにしてしまう場合が多いように思います。オープンスケベなケンドーコバヤシにはキモイ不快感を感じませんよね。
不器用なくせにいいカッコしいな僕は、隠し通せないことの方が圧倒的に多いにもかかわらず強引に隠そうとするため下心がバレてしまい、サークルで嫌われていたんですね。いっそ、弱みをオープンにして堂々と振る舞った方が幸せになれるのかもしれません。
そして、「そっちがその気ならこっちだって…」の思想を持たないように努力すべきなのでしょう。劣等感から傍若無人な態度にならないように、他人のことを考える余裕を身につけていきます。自尊心を取り戻すべく、誰にも負けない知識と思考力を獲得したいものです。この夏は読書に明け暮れます…
【参院選】夏フェスに行ってて参政権を放棄したことに後悔している話
はじめまして、沢の水です。このブログへの書き込みは初となりますが、いきなりブログタイトルから大きく外れた記事を書きます。すみませんが、どうか最後まで読んでください。
タイトルにもあるように、僕は今回の参議院議員選挙で投票をしませんでした。開票前は何とも思っていなかったのですが、結果を見て、なんだか取り返しのつかないことをしてしまったような気持ちが収まらなくなりました。僕の反省の気持ちを、僕と同じく投票に行かなかった方々に伝えることで、政治への危機意識を共有できればなと思います。
選挙日に入れてしまった「夏フェスのバイト」
選挙権の下限年齢引き下げ後初の選挙ということで18歳19歳の投票を推進する動きが盛況を見せていましたが、平成6年生まれ21歳の僕にとっても初めての選挙でした。でも、ふーんという程度で当時者意識はあまりありませんでした。
なんだかんだで7月10日をになりましたが、僕にとっては単純に「バイトのシフトを開けといた日」でしかありません。派遣先が夏フェスだと前日に知らされ、暑い野外での立ち仕事が嫌だなということ、朝からの勤務なので結構日給もらえるな、といったことばかり考えていました。
仕事が終わり、全身日焼けして足腰の疲労がピークに達した夜11時半頃のことです。帰路の電車で何気なくTwitterのトレンドを確認していたとき、「#池上選挙」のタグを見て、ハッとしました。
参議院選挙が「他人事」として終わってしまった恐怖
「#池上選挙」のタグをさかのぼって見ていくと、当選した人含め候補者たちや政党が池上彰氏の鋭い質問を喰らいボロボロの返答をしている様子が見られました。
#池上選挙 池上彰「三重さえよければ、他で負けても代表を続けるという意味に受け取れる」民進党・岡田克也代表「そんな、くだらないこと言ったことありません、三重の事と切り離して申し上げてる」👈ぜんぜん意味が分からない。論理的に破綻してる pic.twitter.com/PoxaPY8NYd
— Mi2 (@YES777777777) July 10, 2016
「(公明党は)政教分離に反するのでは?」#池上選挙 pic.twitter.com/dblVsz96f1
— KimK/ふるくらむ (@KimK91fw) 2016年7月10日
特に気になったのは今井絵理子氏、朝日健太郎氏などいわゆる「タレント議員」の当選についてで、
#池上選挙
— Tad (@CybershotTad) 2016年7月10日
池上「選挙期間中に米軍基地問題に触れていなかったのでは」
今井「沖縄に期間中に1度入った。もっと考えなければと思いました」
池上「これから沖縄の問題を考えると?知った上で立候補されているのかと。ちょっとビックリしました」 pic.twitter.com/FpaJ7PY30q
「今井さん沖縄ですよね? 米軍基地問題には触れてないですよね?」
— さとひ (@satohi11) 2016年7月10日
「12歳から離れているので…今回一度戻って家族や友人から現状を聞いて…」
「つまり立候補して初めて考えたってことですか?」
「はいそうですね」
今井さん正直…正直…#池上選挙
#池上選挙 池上氏。朝日健太郎氏にインタービュー。朝日氏の回答「これから色々勉強します」。池上氏「(選挙に出るなら)じゅんびしてから出馬しているのかと思ったら、さっきもいましたけど(自民は)「これから勉強します」と。驚きますね」
— 桃雪 (@momoyuki1968) 2016年7月10日
これらを読んだことで一気に危機意識が沸き上がってきました。僕の脳内では次のような想像が止まらなくなりました。
もし参院選を「母が再婚相手の候補を連れてきた」に置き換えたら
たとえ話をします。
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母親(日本)と父親(現与党・自民党)に育てられた、息子・娘である私たち(国民・有権者)。そんな母親に「あなた方家族を今よりも必ず幸せにします」といいながら言い寄ってくる複数の男たち(野党)がいます。
母親は言います。「今のお父さんのままで本当にいいのかしら。私たち家族の将来を担うあなたたちの意見をもって、多数決で新しいお父さんを決めましょう。」と。
父親は「今まで君たちが元気に働けるように(雇用拡大政策)とか、金銭面で苦しまないように(経済再生)とかでいろんな努力をしてきたのは僕だよね。実際うまくいってたわけだし、引き続き僕に任せてよ。」と言っています。
これに対し、ある男は言う。「君たちの今のお父さんがやってきたことは全部失敗だったんだよ。このまま好き勝手やらせてたら、後悔するのは君たちなんだよ。だから僕に任せてくれ。」
また、ある男は「僕に任せれば、君たちが今後思う存分活躍できるような家庭を築いていくつもりだよ。なんたって僕のバックには偉大なる大先生がついているんだからね。」と言っている。
ある男は……
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こんなシチュエーションに身を置かれた場合、息子・娘である私たちはどんな風に行動するでしょうか。
父親含め新父親候補全員に対し、「どんな性格なのか」「過去に怪しい経歴はないか」「今後家族をより良いものにしていくために、具体的にどんなことをしてくれるのか」を細かく問い詰めて、誰が適任か吟味するはずです。
そうしなければ、中身の全くない口先だけの男が新しい父親に選ばれてしまい、自己中心的なやり方で私たち子供を苦しめるかもしれないからです。
参政権を放棄することは「得体の知れない男に生活を支配される」のに抵抗しないのと同じ
今回の参院選では「君たち家族が抱えてる問題(米軍基地など)については正直よく知らないけど、今後生活していくうちに色々わかっていくよ。僕有名だから大丈夫だよ。」と言っている今井氏や朝日氏のような候補者が当選してしまいました。今の段階ではまだ何とも言えませんが、何となく恐怖を覚えませんか?
そして今回僕は忙しいからといって、投票に行きませんでした。これでは新しい父親がどんな人になっても文句を言う資格はありません。
そして結果はこうなりました。
与党の自民、公明両党のほか、おおさか維新、こころの「改憲4党」で、国会発議(提案)に必要な3分の2に迫る議席を手にすることに成功した。
改憲に前向きな勢力が衆参各院で3分の2の議席を占める状況に近づいたことで、憲法改正が今後、現実的な政治課題として議論のテーブルに載ることは確実だ。「衆参3分の2」というカードをほぼ手に入れた首相は、今後の改憲論議の主導権を握ったといえる。
「今から家族の古くからのしきたり(憲法)を変える。喧嘩をしている人たちがいたら君たちは進んで仲裁に入るように。君たち一人ひとりの安全なんかは知らない。私たち家族が幸せに暮らせるならね。あ、お父さんはもう歳も歳だから仲裁は全部君たちがやるんだよ。」と言われても、投票をしていない僕には反抗する権利はないのです。
今後、僕たちはどうしたらいいのか
以上のシミュレーションを踏まえて私たちが今後すべきことを考えました。端的に言うなら「私たち一人ひとりが池上彰になること」です。
「#池上選挙」のタグ付きツイートには「選挙前にこういった内容を知っておきたかった」という旨の内容が多く見受けられましたが、現状として不可能だそうです。
池上さんの番組は、選挙前にやらないと意味ないよなぁ。 #池上選挙
— anfieldroad (@anfieldroad1) 2016年7月10日
おれもそうだが何でこういう番組を選挙前にやらんのだと毎回思うけど放送法ってのがあるから無理なのだ。完全に時代遅れの放送法を廃止する世論盛り上げた方がいい。 #池上選挙
— げいらかいと (@gaylakite) 2016年7月10日
ならば我々一人ひとりが池上彰氏になったつもりで、深くまで政治家や政党を掘り下げてしていくべきです。政党や政治家たちが
「どんな性格なのか」「過去に怪しい経歴はないか」「今後家族をより良いものにしていくために、具体的にどんなことをしてくれるのか」を細かく問い詰めて、誰が適任か吟味する
(前段より引用)
ことを徹底してやっていくべきです。
「霞が関文学」と言われるように、政治用語はひどく難しいものばかりですが、それでも当事者として政治家の一言一言に目を向けないといけないんです。
幸い、まだ憲法が改正されたわけではありません。しかし改憲案が衆参通過することも現実味を帯びてきました。そうなると最後の決定は私たちの国民投票に委ねられることになります。僕たち若者も、政治に食わず嫌いをしている場合ではありません。夏フェスで現実逃避をするのもいいですが、その時はぜひ期日前投票を活用しましょうね。
※まだまだ政治的知識が浅く、間違い等あるかもしれませんがその際はぜひご指摘頂きたいです。議員候補ではなくビギナーブロガーですので、記事を書きながら色々と勉強させていただきます。